ヤンキー娘に恋?

ハーレーダビットソン京都で
今週は春の大商談フェアーなるものがありまして
ちょっとした特典が尽くそうで
買うも買わないも
ま~そんなことはさておいて
このところ ブログでも話題にあがっている
ハーレーダビットソン ツーリングファミリー系の
FLTR ロードグライドを見てみようと
出かけてきました

お店はHD京都の洛西店
ロードグライドの展示車があるというので
見に行ったのですが
あいにく試乗車は無し

ハーレーダビットソンの中では
異端児とさえ言われているロードグライド
でも 見れば見るほど あの二つ目が
どうしても「ガチャピン」に見えて
だんだんかわいく思えてくる

でも肝心なのは 乗って走らせてどうか?ってこと
なので 同じツーリングファミリー系の
ロードキングに試乗させてもらいました

決められた試乗コースでなくて 好きに走ってきていいですよ
高速も走ってみてください
という言葉に甘えて ちょっと遠くまで走らせて見ようと
お店を出て 国道9号線を西へ亀岡方面へと走らせます

メイン国道でもややきつめの上り勾配の道を
エンジンを吹かしながら駆け上がっていくと
体感速度以上にスピードメーターの速度が早い
気が付いたら80を超えている

これは意外
もっと低速で走っているかと思ったのは
BMWに似てる

すぐに京都縦貫道へ入り 法定速度で走らせてみると
実に快適 しかもBMWで感じにくいクルージング感がある
そこから アクセルをひねると
あの独特のVツインサウンドを響かせて
グイッ と加速していく
その力強さに おおっ って驚きますね

100キロからの加速は
そりゃBMWの得意とするところで
はじけるみたいな気持ちいい加速をしてくれる

でも同じ加速感でも いったいなんなんでしょうね この違い

亀岡で高速を降りて 湯の花温泉へと向かう
BMWででも よく通る道ですね
60キロ一定で走ってみると
ほとんど振動を感じない
のんびり景色と郊外の雰囲気を楽しみながら走れる

そして上り勾配のワインディングに入り
アクセルをひねると またまたぐぃっと加速
その時のVツインサウンドもいい

最近のノーマル状態でのハーレーの排気音は
静か過ぎてつまらない
と巷のハーレー好きは言うらしい
でも 僕にとって あれは五月蝿いだけだった
そばにそんな爆音を響かせるハーレー軍団が寄ってきたら
早く離れてしまいたいと思うほど

だけどこのノーマルでの排気音
僕にはちょうどいい

湯の花温泉街の狭い道を抜ける
想像以上にハンドリングはよく
ねじ込んで曲がる感覚は皆無で
身のこなしも軽い

ハーレーは曲がらないし
ワインディングではステップがすぐ擦れてしまう
なんて聞いてたけど
このステップを擦るくらいなら
そうとう傾けないと無理なんじゃないかと感じましたね
事実 ちっとも擦りませんでしたよ

どうもステップを擦るというのは
サスペンションをローダウンして
車高を下げてるから とお店の人の言う

なるほどね
BMWに乗る人間には
ローダウンなんて必要無しさ

京都の奥座敷 湯の花温泉も桜満開

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ハーレーは後ろブレーキをメインで使ってください
と試乗の前にお店で言われました
前ブレーキを握るだけで フロントもリアも
連動してブレーキが効くBMWと勝手がぜんぜん違うのだ

帰り道に選んだ老ノ坂の
九十九折れの下り坂を
後ろメインのブレーキで下る

どうしてリアブレーキだけでこんなに効くの?
しかも安定してカーブが曲がれる

以前同じハーレーのダイナに試乗したときは
いつもの通りフロントブレーキメインで走ったら
なっ なっ なんて効かないブレーキなんだぁと
恐ろしささえ感じたものだけど
リアブレーキメインで走ると こりゃ とっても楽チン

一時間余りの試乗で
すっかりヤンキー娘に 恋してしまったかも

09年モデルのツーリングファミリー系は
08年以前のモデルとは画期的な変更があったそうです
シャーシから排気系 サスペンションに至るまで
ずいぶんと見直しがあったそうで

曰く ハーレーのBMW化 だと

BMWが かつて究極のツーリングバイクと言われていたのが
最近は レーサー系やオフロード系へと方向を変えていく中で
逆に ハーレーがツーリングモデルの方向を示し始めている
そんな気がしたのでした