気を取り直して 愛の国から幸福へ

8月5日 
小雨降る糠平温泉元湯館を出発
十勝平野に出る頃には雨も上がってました
でも どんよりした雲が垂れ込めてる
 
この辺りの 行きたい場所は
どこも晴天の下でないと いまひとつだし
 
そのまま帯広市街を越えて南下すると
北海道の不思議な観光地に到着
 
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かつて 国鉄広尾線が この地を走っていた頃
「愛の国から幸福へ」という歌でも有名になった駅ですね
 
それを知らないと なんか右翼的響きにもとれますが・・・
幸福駅があるから これで いいのでしょう
 
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高校生の時 SLの写真を撮るために2度 冬の北海道へ
来たことがありました
愛国駅に展示保存されていた9600型蒸気機関車
北海道のSLは耐寒仕様になっていて その重装備ぶりがお気に入りでした
今でも ピッカピカに磨かれた車体に 少し嬉しくなったのでした
 
さて ここへ来たからには 次は ここですね
ハイッ
 
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幸福行きを二枚くださ~い♪ 各駅停車の旅だからぁ~♪
断片的に歌詞を繋いで 芹洋子の歌った歌を口ずさみながら 到着
国鉄広尾線時代から ずっと無人駅だった 「幸福駅
なんにもない駅だったんですけどね(うん十年前は)
 
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立派なお土産屋さんと 二度と列車の走らない路線なのに
今でも切符が売られてます
北海道の不思議観光地のトップクラスかな
彼の地の団体観光客様も バスでご到着
僕のF800GSをバックに記念撮影してる
彼の地のかたも こんなバイクで旅したいと思ってるのかな
 
今でも 駅舎には 名刺やら手紙やらがいっぱい
 
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もっともっと幸福になりたいかたが 沢山いらっしゃるようですね
 
僕はと言うと
 
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幸福駅のトイレで 幸福な気分となったのでした
水洗のなかなか綺麗なおトイレでしたよ
 
さて ここでツーリングマップルを見ると 近くに気になる場所を見つけて
それは ここ
 
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「思いやりファーム」
熱加工してない搾りたての生乳を使った製品がいただけるのです
アスファルト道から 500メートルほど砂利ダートを走った先にありました
 
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これが 生乳でつくった ソフトクリーム
ほんのり 黄色がかってますね
生乳だけでソフトを造るのは なかなか難しいそうで
いろいろ試行錯誤の上 出来上がったそうです
 
ぱくっと ひとくち 食べてみると
ああっ これ 牛乳で出来てる!
当たり前かもしれませんけど そう感じたのでした
ほのかな牛乳の香り 上品な甘さ そして後味の爽やかさ
そうかそうか と納得しながら食べました
 
ほんとは ソフトだけにしようかと 思ってたのですけど
ソフトの美味しさに これも 頂きました
 
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搾ったまま 生乳
 
熱加工してない牛乳にだけ その名を付けても良い「生乳」
その生乳を生産して販売しつづけるのは とても労力がかかるのです
 
牛乳を飲むと お腹がごろごろいったり 下したりするひともいますよね
あれは 熱加工した牛乳をお腹が異物と感じて いち早く
体外に排出してしまおうとする生理作用によるもの なんですね
 
でも この「生乳」だと お腹もしっかり栄養物だと認識して
そんなに酵素がお腹に無くても 消化吸収をしてくれるのです
 
お値段 双方合わせて 千五十円と ちょっと高めかもしれませんけど
その手間暇労力をかけて生産していることは しっかり感じ取れるのです
 
こういう製品は しっかり守り続けて欲しいと願いました
 
次は お土産ものでも買いにと 寄りました有名どころ 花畑牧場
 
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折しも今日は日曜日 
先ほどの「思いやりファーム」と違って 沢山の観光客
 
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あの生キャラメルの工房を見学しました
 
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チーズの製造過程や 生キャラメルの製造過程などが ガラス越しに見学出来るのです
で 感心したのが 生キャラメル
こうして 一人で45分間 キャラメルが焦げ付かないように
ぐるぐるぐるぐるかき混ぜているんですよ
大変な ご苦労ですね
これが あの 口に入れた途端に 溶けてしまう生キャラメルになるのですね
 
溶けるチーズと共に 生キャラメルが 冷蔵便として
送られていったのでありました