Motorrad Kyoto 試乗会
今日27日と明日28日は
Motorrad Kyotoの大試乗会が開催されています
通常の試乗会と違うのは ショートツーリングコースといって
全工程90キロくらいの 高速ありワインディングありと
名前の通りちょとしたツーリング気分を味わいながら
じっくりと注目のBMW全車種が試乗できること
そんななかでチョイスしたのが GシリーズのG650X
そのなかでも一番オフよりのChallenge
以前乗っていたF650GSダカールと同じエンジン
でも重量は200キロをゆうに超えるダカールに対して
Challengeは159キロ
ABSやグリップヒータも無いし標準では定員一名
時計すらついていない
長距離のオフを含めたロングツーリングを得意とするダカールと
その快適装備をすべて取り去ってオフを楽しむために作られたChallenge
ずっと気になっていたのだけれど この車両 なかなか試乗車がなかったんですね
さて試乗です
トリップメーターを見てびっくり 1km
まったくの新車だったんです
そんな新車をさっそく高速道路へ
京都縦貫道路をまずは90キロで進入
思ったほど風は当たらない だけど今ひとつポジションが決まりませんね
のべ~っとしたシートはどこに座ったらいいかわからず しかも固い
アクセルを捻ると120キロくらいまではストレスなく吹けあがり
そのあたりは楽しい エンジンもシングルを忘れるほどなめらかで
フィーリングはダカールに似てる
もっと回してみたいけど ど新車ですからね
いくら試乗車とはいえ遠慮しちゃいます
それに う~ん 高速走るのは向いてないみたい
ポジション的なものかもしれません
コースはもっと先のICまで走る設定だけど
手前のICで降りて 勝手知ったるこのあたりの道
もしChallenge買ったら走りたい道へと行きました
八木から神吉を抜けて日吉ダムへの道
山道のワィンディング 巡航速度60~80キロで
走り抜けるのが楽しい道
車体が軽いせいか左右への切り返しも軽く
エンジンもこの速度がちょうど美味しい域のようで
ヒラヒラとコーナーを抜けて立ち上がり そして減速
サーボは付いていないけど 指一本でしっかりブレーキが効く
まだ皮むきも終わってないタイヤ ちょっと後輪が滑ったけど
そのくらい倒しこんで走れる
高速では固いと思ったシート ここではお尻に路面の間隔を感じながら
体重を移動させるのにちょうどいい形状と固さ
さて Challenge せっかく試乗出来たんだから
ちょこっとダート走ってみる(コースに設定されてないのは内緒^^)
これくらいのフラットダートだと ほとんど舗装路と同じ感覚ですね
フロントの倒立サスがよく働いてます
それにスタンディグがしやすい
もう少しブレーキ・クラッチのレバーの位置を変えたら
ずっとスタンディングで走ってたいくらいな感覚
もうすこし 荒れたダートに入ってみると
難なくこなすのだけど ややフロントが重いか?
それはXR250との比較になるのだけど
ほとんど車重は変わらないはずなのに 取り回しの軽さは
あきらかにXRが上
フロントが重く感じるのは水冷エンジンのせいかな
狭い場所での切り返しが必要なUターンも
このとんでもなく足着きが悪い車高のせいで 一苦労
せっかくのエアサスなんだけど 標準の設定でも固い
もうすこし柔らかめがいいと思うのだけど
メーカーではこれ以上柔らかくするのは奨められないという事だ
XRはもっとずっと柔らかい 好みとしてはこの柔らかさが好き
Challengeに期待していたオフの性能だけど
僕のような使い方だとXRのほうがオフにおいては上だと感じる
さてふたたび舗装路にもどり 今度はやや高速コーナーの続く道
先を行くCBRの600か900のRR
まったく慌てることも無理することもなく
同じハイペースでコーナーを走り抜けて行く
このフィーリングはなかなかいい
Gシリーズでオフタイヤの選択ができるのはフロント21インチの
このChallengeなのだけど
案外 オフよりもモタード的な使い方があっているのかもしれない
このChallengeがそのオフ性能を発揮できるのは
もっと高速で駆けるダートか モトクロス的な使い方か
僕のような ダート林道をゆっくり景色見ながら走るような
そんな走りには 宝の持ち腐れになりそうです