天売国道から旭川へ
サロベツ原野を抜け 国道232号へ出て 南へ下る
もうこの旅で再び北へ向かうことはない
いよいよこの旅も明日一日を残すだけ
北海道最後の夜をどこにしようかとなかなか決めかねるまま
道の駅「富士見」に到着
丘の上にあるとんがり屋根のレストランが目立つ道の駅
何か食べようかな?と売店をうろうろしてると
「地元産小豆使用」の文字に引かれて
これを頼んでしまいました
小豆の甘さと ソフトの甘さが
渾然と溶け合って 美味しかった
国道232号線 ライダーの間では
オロロンラインと呼んだほうが馴染みがあるけれど
別の名を 天売国道ともいう
オロロン鳥の繁殖地として知られる天売島
天売島と並んで寄り添うように焼尻島が浮かんでる
今年は念願の 利尻・礼文島へ渡れた
離島には また特別の魅力がある
天売・焼尻島 次は渡ってみたいなぁ
天売国道沿いに咲くヒマワリ畑の遥か向こうに
二つの島は浮かんでいました
羽幌から行く手を見ると 今にも泣き出しそうな真黒な雲
ありゃ 絶対 降ってるなぁ
国道を迂回して雨を回りこめるかな
道道437へ逃げる
逃げるけれども 雨雲もこちらへ向かってくる
回り込めるか~?
隠れる場所もない山道
突然 大粒の雨がシールドに当たる
と 木陰のある待避スペースが目の前
慌てて滑り込み合羽を着る
この先もずっと雨かなぁ
黒い雲が空を横切っている
しかし この道道を回り込んだ判断は正しかった
士別へ向かう国道239に出る頃には
雨雲の後ろへ回り込めたみたいで雨は止んでいた
ここで見つけた牧草ロールは
なんと 薄いブルー
雨上がりの爽やかな草原が
さらに爽やかに見えました
士別から今夜の宿に決めた旭川までは
通常なら国道40か 道央自動車道
でも国道40は何度も通ってるし 高速も使いたくない
ツーリングマップルを見ろと
国道40を迂回するように 道道545や99なんかが走ってる
こっち 走ろっと
だんだん日が傾いてく
北海道なら なんてことない景色だけど
夕日に照らされて走っているだけで 気持ちいい
ふと 夕陽が消えていきそうな 丘へ上がってみた
今日も一日 楽しかったなぁ
ありがとう お日様