幻の10連橋と越川温泉

6月21日
和琴半島キャンプ場を出発して 屈斜路湖の東
クッシー街道を北へ走ります
この道 湖は見えないけれど 深い森の中を走るような道
 
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湿地帯なんかもあって 深い緑の奧に エゾジカが歩く姿も見られました
 
今日は知床半島へ行く予定だけど 
ちょっと気になる場所があるので その前に 寄り道です
斜里町を抜け R244を東へ走ります
 
ツーリングマップル北海道版P43に記載の
「越川橋梁跡」
 
「未完の旧国鉄根北腺の10連アーチ橋で登録有形文化財」とあります
あれ?ここだったのかな?って思って行き過ぎてしまうくらいだったのですが
もどって確認 どうも国道からはよく見えない
急な斜面を川縁の降りると 有りました
 
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コンクリートのアーチ橋が少し右にカーブしながら森へ消えています
なんか ハリーポッターに出てきた橋みたい
この写真からだと とても10連に見えませんね
それが 幻の・・・の由来です
 
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これが 国道を挟んだ反対側のアーチ1連目
 
そして右を見ると
 
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すこし橋桁が見えますね この後先ほどの写真のアーチへと続くんです
この路線 やはり計画は無計画で 途中で工事中止 そのまま廃線になってしまったんですね
鉄道よりもモータリーゼ-ション 国道を拡幅整備工事の時に 橋梁の部分を
取り壊してしまったんですね
 
ほんとうに もったいないことです
国の政策って いっつもこんなんですね
 
ツーリングマップル北海道版の 同じページ直ぐ近くに「越川温泉」の文字があって
何となく気になるんですよね
「入り口は白いドラム缶目印」って なんなんでしょう?
 
そうなんですよね 
この「越川温泉」 国道沿いに 案内板も何も無いんですよ
 
白いドラム缶は 直ぐ分かりました
その先のダートを進むと 有りました
 
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これは ある意味 ほんとうに秘湯ですね
ん? 茶色い 動く小さな物がいる
 
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まだ若い キタキツネ
ここで 時々餌をもらってるのでしょうか
妙に 人なつっこい
 
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自分から近づいてくる姿に そう確信します
ほんとうの野生のキタキツネは 自分から近づいてきたりしませんからね
ある程度近づいてから また草むらへ隠れてしまいました
 
この温泉は森林組合管理の温泉で 普段は無人
料金箱に自分で金200円也を入れて 入ります
 
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奧のホース部分から こんこんとお湯が沸いている
源泉掛け流しですね
少し ヌルッとしてやや薄く白濁した ちょうど良い温度の湯
 
禁断の番台から見た風 男女両浴室俯瞰図
 
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といっても 誰も入浴してませんけどね
朝風呂を楽しんだら 再び 知床へ向けて出発です