上藻別駅逓所
6月24日
帰りは まるぜっぷから道道305を通ることにしました
この人気のまったくない山道
ここで突然エンジンストップなんかしちゃたら
携帯も繋がらないし 熊も出そうだし 死んでしまうかな
なんて 思いながら オンボードの気温計を見ると
6.5℃ を示めしてる
今回のツーリングでの 最低気温をマーク
冬のスタイルで走ってるけど 冷える
グリップヒーターも全開
この道道
途中に 鴻之舞鉱山という 東洋一の金鉱山があったんですね
今は すっかり影も形もなく
かつては人が住んで 営んでいたのだろうなと思われる跡が 残るのみ
ほとんど 原野に戻りかけてました
すると あれっ? なんだろ? って停まってみると
ここは 上藻別駅逓所でした
駅逓とは 北海道独特の制度で
メインは、人馬継立、宿泊です。その他に、貨物の運送や郵便取り扱い をするところもあったようです。主に旅人へのサービスを行うための施設であり、現代でたとえて言うならば「道の駅」に近いところがありますが、いろいろな役割を担っていたことがわかります。旅館+運輸+郵便です。
北海道開拓初期の時代に、道内各地に駅舎が建造され、全道で200箇所以上もの駅逓所があったとされています。基本的に1郡に1駅あって、隣の駅逓所との距離は4里~5里といったところでした
去年の 奥行臼駅逓所には 前もって行ってみたいところであったけれど
この上藻別駅逓所の発見は 全くの偶然でした
外観は復元されたもので それも3年ほど前に 整備されたようです
こういう施設を見ていると
北海道の開拓の息吹が聞こえてきそうです
馬も常に居て 開拓と併せて 西部劇の世界にも似てますね
それにしても寒い
心底冷えてきました
早く帰って また温泉はいろっと