ここまで来たら足立美術館

０７年海の日旅行　３日目後半

広島から島根へ出て　玉造温泉にも入り　出雲蕎麦も食べた
さあ　次はどこへ？
この方面へ来たら　前々から行きたかった場所がある
それは　安来の「足立美術館」

皆さんは　日本庭園というと　どこが思い浮かびますか？
また　日本をよく知っている外国人ジャーナリストが選ぶ
もっとも美しい日本庭園として　何年も続けて第一位
となっている日本庭園が何処にあるか　ご存知ですか？
千年の都　京都　桂離宮や修学院離宮　竜安寺の石庭？
それとも　後楽園や偕楽園？

いえいえ　なんとそれは　山陰の島根　ここ安来にある
「足立美術館」の庭なんです

早速入ってみましょう
美術館なので　横山大観などの日本画や廬山人の陶器なども
数多く展示されているのだけど　やはりここは　その庭がメインですね

廊下を歩いていて　最初に目に入るのがこの角度
右方向から　左手奥を望みます
少しだけ姿を見せながら　廊下は続いて別の庭先を通ります

こんな風に廊下に窓をくり抜いて
まるで日本画の庭が　額にかけて飾ってあるようです

庭を正面から眺められるホールへ続きます
期待も高まりますね
見えてきました
日本庭園　右手から

そして中央

なんて表現したらよいのでしょう
この庭の緑　抹茶色というのは
この色のことを言うのでしょうか？

匠に組み込まれた　借景の山々
完璧に配置された枯山水の岩
そして　小雨の時が最高の噂　通りの
そのまま山水画を思わせる靄
こんな奥行きのある庭は　初めて見ました
いつまでも眺めていたいくらいだけど
先へ進むと　また窓越しに浮き上がってきます

さらに先へ進むと　一味違う池のある裏庭を通ります

ここから　先ほどの日本庭園を左側から
畳部屋の障子窓越しに見ることが出来るんです

こんな素晴らしい演出のあるお庭
さすがという感じ

この部屋の裏へ回ると
今度は左側より庭を眺めれます

美しいお庭と嫁さんです

ここから順路は絵画や陶芸の展示ブース
どれも近代日本人の優れた作品
でも　こちらは写真撮影禁止なので
ブログにＵＰ出来ないのが残念ですね

メインのお庭は　とても素晴らしかったけど
他にも　小さなお庭があちこちにあって
出口横にあったこのお庭も
なかなかですよ

外国人ジャーナリストが選ぶ日本一の庭
偽りがないと感じましたね
しかも　丁度いい感じの小雨でした

最後に　パノラマにしてみました
このままでは小さいので　写真をクリックして
大きくして見て下さいね

そして　実物もぜひどうぞ

ただし　蟹の季節の午後は　厳禁
蟹食い旅行帰りの　酔っ払い団体観光客が
わけもわからず　どっと押し寄せるそうですので